来客者

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この女、探偵だったのか それより、何て他力本願な親だろうか まぁ、今に始まった事では無いから気にする事はない そして父さんは1つ勘違いをしている 確かに僕は人に心を開いていない あくまで観察対象として見ているだけだ そして、 父さんにも心を開いた事なんて無い 「ふぅ~ん。そういう事‥‥‥父さんも迷惑な事してくれたね」 「そんな訳でよろしく!私の事は晶奈で良い」 「分かった。なら晶奈‥‥‥帰れ」 「無理」 くっ、なんて我が儘な女なんだろうか こう言うタイプの女は苦手なんだよね 「無理ってねぇ‥‥荷物はどうするの?無いでしょ?」 「それは大丈夫だ。昼のうちに全て片付けた」 「なに!?」 僕が学校に行っている間に片付けていたのか て事は‥‥‥ 「‥‥僕の部屋を見たのか?」 「いや、見ていないよ。君も高校生だからね、見られてはいけない物もあるだろうし、そこは遠慮したよ」 良し、何か色々と勘違いしているが見てはいないらしい
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