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「とりあえず、これ返しに行こう」
小型監視カメラを持って探偵女の元へ向かった
たぶん母さんの部屋だろう
「おい探偵女、これはどういう事?」
母さんの部屋に入るやすぐに探偵女の目の前にカメラを放り投げた
「ありゃりゃ?もう見つかっちゃったか」
探偵女はベッドの上で寝そべりながら菓子を食べていた
部屋を見渡すと、テレビが3台ほど棚に並べられてあった
「しかし、それはダミーなのですよ。本命はまだ部屋にあ──」
「これのこと?」
僕は残り3つのカメラも放り投げた
「なにゃ!?どうやって見つけたの!?」
「バレバレだったよ。あとカメラ付けるなら盗聴器も付けておいた方が良い。それより、約束を破ったね」
「約束も何も、あれは凌の一方的なお願いじゃなかった?それに、私は凌と約束する前に部屋に入ったから破るもクソも無いと思うんだけどね?」
「‥‥‥‥確かに」
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