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そう、と言いながら明菜と藍は学校に続く坂を昇っていった。
私立林國高校は結構頭のいい子達が通う高校である、頭が良くなくても魔術の才能のある者や運動力の高い者などまぁ凄い人達がいる高校である。中でも守護者部は入部試験として部長と戦い実力が認められないと入れない部活である。
「にしても守護者部の制服ってカッコいいよね~」
「そう?」
「うん!少なくとも私はカッコいいと思うな」
教室に入り席に着きながらそんな話をしていた、守護者部では特別制服がありそれを常に(学校にいる時)着ていなくてはならないルールがある。理由は不明だが先々代が決めたルールである。
「はい席に着いて、起立、礼、着席」
「やっと転校生見れる!」
「そんなに嬉しい?明」
「まぁね!男15人女17人どうでもいい1人で今賭けやってんだ」
「いつのまに……てかどうでもいい私1人か!?」
「うん」
「え~皆知ってるようだね
今日転校生が来ます、それじゃ入ってきて」
教室に1人の人間が入ってきた
「よろしくお願いします」
そう言って頭を下げた人間は
「男だ~~!女に賭けた奴明日10万持って来いよ!」
「高!10万て高くない!?」
「勝負なんだから当然」
「それじゃ名前と簡単な自己紹介をお願いできるかな」
「はい、名は空だ。大羽 空(おおばねそら)」
そして空が首に巻いている黒いものを指し
「こいつはミリム一応俺の仲間、で俺の頭に座ってるのがクウって言う」
「よろしき」
「眠い」
首に巻かれた生物と頭な座っている生物の紹介がなされた。
「じゃあ~席はあそこ1人だけ制服違うだろあの隣」
「わかりました」
そう言いこちらに歩いてきた。そして自分の席に着いて藍の方を見て
「よろしく」
と言った。
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