DRAGONーRESTA Episode1

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「え~空君がこの林高に転校してきためでたい日ですね~今日は」 空が席に着いた鰯田(いわしだ)先生がこうきりだした。 「それはそうですけど何します?」 「そりゃやっぱ歓迎会!」 「歓迎会!」 「歓迎会!」 「でも何やる?」 「先生はまず、自己紹介だと思うよ?」 そう先生が当たり前だが忘れやすい事を話した。 「さすが!先生それ賛成!」 「ではまず、あ~適当に端っこから」 「何話します?名前、部活、趣味」 「そうだな。好きな人、初めての相手、1人でやってる時はどう手順を踏むか、かな」 「先生!セクハラですよ!」 そう鰯田先生は下ネタが好きなのである。それはHRの時間に限らず、授業中も喋りまくるので勉強に支障が出るは出るはで大変だが生徒達はこの先生が好きだった。 「よし!じゃあ今日は勉強した奴俺がぶん殴るからな~今日は放課後まで歓迎会だ!」 そう生徒達が鰯田を好きな理由はこれも含まれている。先生のくせに勉強に関心がなく楽しい事は勉強もとい授業を放棄してでもやり遂げる!それが彼の彼たる証だった。《なぜ先生になったのか》という問いをなげかけたある生徒に向け鰯田は《子供が好きだから》と答えた。《なら幼稚園とかじゃダメなんすか?》と言う問いには、《はぁ?マジで言ってる?高校以上じゃねぇとあぁ中学もいいがどっちにしろ中学以上じゃねぇと女がいねぇだろ!》《は?幼稚園とかいますよ女の子》と言う返答に《わからんかな~幼稚園にいるのは女の子でも幼児!体ができてない!中学以上じゃねぇと体ができてねぇんだよ、確かに小さいガキも好きだがなでも体ができてる女子の方が見てて興奮できんだよ!美少女に触れるしな!ハハハハハハハ!》その時の鰯田は変態の顔をしていたそうだ。そしてまったく同じ質問を女子がしても同じく答える、アイアンハートの持ち主だった。
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