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お風呂の用意が出来て
入らせて貰った。うん、
丁度いい湯加減だった。
パジャマは入ったけど下着は…
上だけダメだった。
唯ちゃんは落胆して
私は苦笑した。
それからテレビを見ながら
談笑していたら就寝時間になる。
「先輩、そろそろ寝ましょうか
明日も仕事ですし」
「そうね…それで、
布団はどうするの?」
「あ、あの…お客様用の?
布団まだ用意してなくて…
い、嫌じゃありませんでしたら、
私と同じベッドで良いですか?」
「嫌なわけないじゃない…
寧ろ大歓迎よ?」
唯ちゃんは不安そうな顔から
パァーッと明るい顔に変わった
うん、私はこの笑顔が大好き。
セミダブルだから
少し狭い位でそんなに支障は
出なかった。体をくっつけあって
布団を被る。この温もりが
心地いい……
ずっと、続けばいいなって。
思った。心から…
チュンチュン……
朝……小鳥の囀りが聞こえる。
今から急いで帰れば会社には
充分に間に合う。
可愛い寝顔…
よし、保存しとこう。
ティロリーン
「ぅん…」
起きた…携帯を構えてる私を見て
考えている模様。
「おはよう唯ちゃん」
「うぇ?……ぁ…
おはよぅ…ございます………あの…先輩…、今何かしました?」
「気のせいよ」
「嘘です、今後ろに何か
隠しませんでした!?」
うっ・・・するどい…
「何でもない何でもない
ほら、会社遅れるから、
私は一旦帰るね。
迷惑かけちゃったから、
今度何か奢るわよ」
「いいですよ!そんなの…
先輩、お疲れ様でした」
「えぇ、ありがとう。
それじゃ、会社で」
「はいっ」
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