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「まぁ真理奈はすぐ彼氏できるだろ~」
「できないよ。出会いバイトしかないもん」
「もったいないな」
「彼女と付き合って長いの?」
「いや、全然」
「そうなんだ」
「真理奈がパソコンで遊ぼうって誘ってきた二週間前に付き合った」
「ってことはまだ一ヶ月ちょっとぐらいじゃん(笑)」
「だから全然って言っただろ(笑)」
「いいね~今が一番楽しい時か」
「真理奈がもっと早くパソコン誘ってくれればな~」
「え?」
「俺、真理奈みたいな子すっげぇタイプなんだよね。いつもニコニコしてて楽しそうにしてるやつ。しかも話も合うし」
「彼女、ニコニコしないの?」
「うーん…まぁするけど真理奈の方が10倍ぐらいニコニコしてるわ(笑)」
正直嬉しかった反面
すごい複雑な気持ちになった。
裕也も私のことを
ちゃんと一人の女として
見てくれたんだって思うと
嬉しかった。
でも裕也には彼女がいて
私のことをタイプとは
言ってくれたけど
好きって言われた
わけじゃない。
裕也の彼女が
すごい羨ましかった。
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