カ/ゲ/ロ/ウ/デ/イ/ズ

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――――…… 「霧野、!」 「しん…っ、!?」 バッ、と霧野を押し退け飛び込んだ瞬間トラックにぶち当たる。 血飛沫の色 霧野の瞳と軋む身体に乱反射して 『な…っ、………』 文句ありげな陽炎に 「ざまぁみろよ…。」 って笑ったら、 実によくある夏の日の事 そんな何かが、… 「しん、どう……」 ここで終わった…―― 「(嗚呼、これでやっと霧野は助かる……)」 ――――…… 目を覚ました、8月14日のベッドの上 俺は、ただ… 「また、だ…また神童を、助けられなかった…」 ただ一人、猫を抱き抱えてた。       -END-
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