第一章

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夢「はぁ」 溜め息もついてしまうだろう。 近藤「おぉ歳か!新しい隊士が入ったぞ!」 嬉しそうに言う近藤さんに土方は怪訝そうに僕を見た。 土方「近藤さん、もしかしてあいつの入隊許可したのか?」 近藤「お?歳は夢君のこと知ってるのか?」 質問を質問で返した近藤さん。悪気はないんだろうなぁ。 土方「知ってるも何もさっき総司と打ち合ってたぜ、こいつ。まぁ、総司が勝ったが。」 近藤「おぉ!やはり総司は強いなぁ」 自分のことのように沖田を嬉しそうに褒める。 近藤さんって無意識に話逸らすよね(苦笑) 沖田も沖田で嬉しそうに笑ってるし。 土方「近藤さん、俺は反対だ。こんな得体の知れねぇ奴を仲間にするなんて真っ平ごめんだ。」 そう言って私を鋭い目つきで睨む。 やっぱり駄目だよねぇ・・・。心の中で溜め息をつく。 でも...。ここを追い出されたら僕は行く宛てがない! 夢「僕の正体が分かれば良いんですね。」 キッと土方を睨みつけ、土方の腕をつかみ駆け出す。 土方「な!?てめぇ!離せっ!!」 びっくりしながらも喚く土方も 唖然とした顔の沖田と近藤さんも全部、無視だ無視w 屯所の門を出て駆ける。
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