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女の子「あの!お礼!何かします」
女の子に引き止められた。まぁ、恩は素直に受け止めるべきだろう。
夢「そうだね。じゃあ、お願いしちゃおっかな」
僕は女の子の耳に口を近づけ囁く。
女の子「...え?あ、はい。大丈夫だと思います」
夢「ありがとう。じゃあ、さっそくいいかな?」
女の子「はい!こちらです」
周りに集まっていた野次馬を掻き分けて広い道に出る。
ん?僕が女の子になんて言ったかって?
男用の着物を貸してくれないかって言ったんだ。
今、僕は私服だからね。
なんとなく気づいたんだけど、ここは人工っていう感じがしなくて、自然って感じなんだよね。
タイムスリップしたんだと思う。
だから、余計に着替えたいんだ。
まぁ、一番の理由は男装して女の子にモテたいからなんだけどw
あ、いっとくけど同性愛者じゃないよ?
イケメンより可愛い子が好きなんだ♪
女の子「ここです。どうぞ、上がって下さい」
あ、考え事してたらついたみたい。
夢「失礼しまーす」
軽くおじぎをして中に入る。
女の子「クスクス。今、持ってきますね」
夢「あ、待って!今って何年?」
女の子「?今は1863年5月12日です」
夢「ありがと」
僕がそう言うと女の子はにっこり笑った。可愛いな~~。
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