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それより、やっぱり、タイムスリップだよね。
あ゛~、新撰組行きたい!5月ってことはまだ壬生狼だよね。
時計がないから分からないけど、20分くらい(?)待っていると、女の子が帰ってきた。
女の子「待たせてしまってすいません。これ、合いますか?」
女の子に手渡されたのは綺麗な藍色の着物と袴だった。
夢「おぉ、ありがとう。着てみるよ!」
そう言うと、女の子は静かに部屋を出て行った。
あ、言っとくけど僕、着物とか袴は着れるからね。もともとゆるく巻いていたさらしを
きつく巻き直し、髪の毛を高く結い上げた。
夢「よし、完成かな?」
僕は女の子を捜しに外へ出た。
夢「どこかなー?あ、いた。」
ソロリソロリ
夢「終わったよー!」
少し大きめの声で、女の子のすぐ後ろで言った。
女の子「きゃっ!わ・・・綺麗。」
振り向かえった瞬間、女の子は目を大きく開き驚いたように言った。
夢「ふふっありがとう。うまく着れてるかな?」
女の子「すごく上手に着れてます!あ、私の名前は由梨です。」
夢「僕は藍川 夢だよ。よろしくね由梨ちゃん」
にっこり笑うと由梨ちゃんはえへへっと笑った。
夢「よし、じゃあ行くかな。この着物洗って返すから」
由梨「着物はあげます。また、来て下さい!」
夢「ありがとう。また来るね」
由梨「はい!」
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