第一章

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こんなやりとりをして僕は由梨ちゃんの家から出た。荷物は由梨ちゃんがくれた風呂敷に包んである。 よし!さっそく壬生狼に行くか! でも、どこにあるんだろう? いや、今は新撰組かな? 裏道を歩いていたら3人の男たちに声をかけられた。 男1「おい!金目のもの出せ!」 あ、江戸時代のかつあげだ。平成と変わんないなぁ。 夢「無理だよ、おじさん。僕お金持ってないもん」 おちゃらけた様に言うと、 男2「てめぇ、ふざけんな!」 そういって斬りかかってきた。 まず1人目、顔面パンチ。 2人目、横蹴り。 3人目。気絶していた2人をぶつける。 そんで、起き上がりそうな3人目の胸元を足で押さえつけた。 夢「ねぇ、おじさん。」 男「ひっ」 夢「壬生狼の屯所まで案内してくれない?」 男「はいっ!」 ふふっ、素直~♪ 只今、僕は壬生浪士組屯所に居るんだけど、どうすればいいかな? 夢「ごめんくださ~い!」 男装中のため低めの声を出す。 ??「君、何してるんですか?」 声のほうを向くと、女顔なのに綺麗な男の子がいた。もしや、沖田 総司?
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