†夢†

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「そんなに急ぐと喉に詰めるわ、あ、そうそう。今夜は早く帰れるとお父様が・・・」 「!!・・・本当に?!」 母から父の帰宅話を聞くと、私は食べるのを止めて、母の顔をキラキラと目を輝かせて見つめる。 父の仕事は戦場への食物支給。 私達の村は今戦争を行っているどこの国にも属さない。山奥にある小さな小さな村。 戦場の状況により、移動もする。今、私達の村が契約しているのはテオドア共和国。もう何年もそうだと父が話していた。
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