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そんなこんなで食堂での一時を終える。
やっぱりリーナの腕はすごいな…とか思いながらリーナをじーっと見ていると…
「…なに、ルイさんリーナさんに惚れてるんですか?」
なぁんて言い出すものだから思わずポカンとしてしまった。
「いや、違うからな?」
「ふ-ん…まぁそんなルイさんにとっておきの情報を教えてあげます♪」
「なんだ、リーナの下着か?」
「ぶっぶー、残念っ!」
そしてスクナはにっこりと満面の笑みを浮かべ、その情報を教えてくれた。
「…近々、お客様が来るみたいですよ」
俺は唖然としてしまった。
え?お客様?客?
…このボロ会場に?
……わからない。誰がくるんだ?旅芸人か?死にかけの旅人か?「だれがくるかは…」
スクナは口元に人差し指をたて、にこりと笑いこっちをみてから、ごちそうさまでーすとリーナの方に挨拶をし、行ってしまった。
「…にしても…」
まじでこの会場に客が来るとは。
てかこれで俺もちったぁ仕事増えるんじゃん?ラッキーとか思ったが…暗科の場合客によって仕事が変わってくる。
…あぁ、金持ちのいい人が来ますように。
心から祈るわ、これだけは…
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