ようこそ僕らのパーティー会場へ!

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「ルーイ!喜べぇ!!」 「お客様が来るぞ-、ってか?」 「…なんだ、あれか?以心伝心か?」 「ちげぇよ!」 ウィアルと以心伝心なんかごめんだ。 ちなみになぜ知ってるかは昨日スクナに教えてもらっただけであって、以心伝心も何も関係ない。 「ま、お前の言う通りお客様が来る。しかもお嬢だ」 そういいながら“お嬢”とやらの資料を渡してくる。 …正直、二度見した。 特に関係性の辺りを 「こりゃまぁ大層な…」 「だろ、よかったなルイ!」 「いやなにがだよ…ここんちの敵対超めんどくせぇ…」 はぁぁとため息をつきながら再度資料を見る 名前、写真、家柄…様々な情報が乗っている資料のその一番下に書いてある、敵対関係。 ……軽く5以上はあるぞ… 雑魚そうなのが5なら楽だ。 だが世の中そんなに楽じゃないようで …入ったときにウィアルに見せてもらったよろしくない奴らのが3つくらい載ってやがる… 「…これ、俺一人でやんの?」 「大丈夫だろ、全部来る訳じゃねぇし。」 …こういうときに少し経科がうらやましくなる。 てか、なにやってんだ経科って? 「な-、経科ってこーゆーときなにやってんの?」 「あ-っと…お嬢、いやお客様がここまでくるルートの確認とか…あと世の政情みてベストな物揃えたり」 「いや、ごめん 聞いた俺があれだったわ」 どうやら経科も忙しいらしい。 …つまり、この時期は忙しい、と…… はぁ、わかったよちくしょう…真面目にお仕事しろってことだな。まぁ俺の仕事に真面目も何もないがな 「ま、客がくるまで動きようねぇし……俺休んでるわ。何時くんの?」 「今日の夕刻だな」 「ん-、了解 今日の夕刻な-……って今日!!?」 ウィアルこいつ……今日の事を今日知らせんなよ………っ!! いや今やるべきことはウィアルを怒ることじゃない… とりあえず来る前にやっとかなきゃならないのは1つ。 敵対を頭の中に入れる …まぁウィアルからいただいた資料じゃわからない。 「あ、おいルイ-?」 「っせぇこのバカウィアルっ!!」 もっと言いたいことはあるのだがそれくらいにして俺はスクナのとこまで猛ダッシュ。
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