【弐】警察官

3/11

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
見下した感がウザかったので、俺は挑発をすることにした。 「オーイなんちゃって電波少女ちゃん 一人寂しく俺の監視ですか?」 「誰がって何そのあだ名! 誰が電波よ!誰が!」 我が策に乗った! 俺は黙って電波ちゃん(笑)を指差す。 「誰が電波だ!」 「うっさいぞアマァ! 湾に沈められたなかったら黙らんかいボケェ!」 あらら。 お向かいさん(ヤーさん)に怒られちゃったよ。 何か涙がうっすらと見えるけど。 そういえばお袋が、「女泣かしたら息子といえど潰すで」って言われてたな。 俺の家? 元レディース総長のお袋と、お袋のピンチを救った剣の達人の親父と、なぜか親父に剣を習っている妹がいる程度ですよ。 いや、あの迫力はマジで殺される思ったよ。 息子に放つ殺気じゃないって。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加