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見下した感がウザかったので、俺は挑発をすることにした。
「オーイなんちゃって電波少女ちゃん
一人寂しく俺の監視ですか?」
「誰がって何そのあだ名!
誰が電波よ!誰が!」
我が策に乗った!
俺は黙って電波ちゃん(笑)を指差す。
「誰が電波だ!」
「うっさいぞアマァ!
湾に沈められたなかったら黙らんかいボケェ!」
あらら。
お向かいさん(ヤーさん)に怒られちゃったよ。
何か涙がうっすらと見えるけど。
そういえばお袋が、「女泣かしたら息子といえど潰すで」って言われてたな。
俺の家?
元レディース総長のお袋と、お袋のピンチを救った剣の達人の親父と、なぜか親父に剣を習っている妹がいる程度ですよ。
いや、あの迫力はマジで殺される思ったよ。
息子に放つ殺気じゃないって。
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