4人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
妖怪に消毒液が効くかは分からなかったが、なにもしないよりマシだろう。
「じゃあな!」
俺が家に帰るために振り返ると俺と同じ学校の制服を着た少女がいた。
茶髪にポニーテール。顔はキレイ系と言うよりカワイイ系だな。
俺はサイドテールが好きだぜ。
しかし帯刀しているのは銃刀法とかで捕まんじゃないのか?
少女は俺に指を指す。親に人に指を指すなって教わらなかったのか?
「あなたを『妖怪不法所持及び妖怪不法投棄』の疑いで現行犯逮捕します!」
なんだ?おかしな変態なのかな?
けど少女は真面目な顔をしているからシラを切るか。そっちの方が面白そうだし。
「正直に話さない場合は切り捨てます!」
そう言うと少女は電信柱を切り裂いた。
正直に話そう…。
「俺はこの狐の飼い主じゃないぞ」
「嘘をついていますね!斬る!」
日本語が通じているのかな?
最初のコメントを投稿しよう!