【壱】陰陽師

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[風迅]は師匠の剣術の一つで、前に重心を落とした後に前足で地面を蹴って距離を詰めて斬る。 これをスムーズに行うだけなのだが、その速度は名の通り[「風」の様に「迅い」] スパァァァン!! 俺の竹刀が少女の頭…おでこを綺麗に捕らえて、少女が気絶してしまいました。 めでたしめでたし。 うん。めでたくないな…。 とりあえず、この道の真ん中で気絶している[なんちゃって電波少女]を脇に避けて、俺は狐を抱えて逃げる! なぜなら拳銃を持ったオッサンが見えたから! 銃刀法違反! なんで少女が刀持ってんの!? なんでオッサンが銃持ってんの!? なんで俺がこんな目に合ってんの!? いつの間にか俺に追いついたオッサンは俺を取り押さえていた。 「お前を署に連行する!」 俺、どうしてこうなった!
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