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「お前、早くない?」 エレベーターの『閉』ボタンを押す佐倉に話しかける。 「ん~そう?ちょっと片したい仕事があって…」 ぼーっと、階数表示が上がっていくのを見つめる。 「諒ちゃんは?」 「…たまたま早く起きたから」 寝れなかったから、とは言えない…。 チンと音がして28階に着いた。
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