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中「ちぃ、聞いてる?」
知「聞いてない」
中「なんで?久しぶりに会ったのに」
ゆうとくん、怒ってる。
怒りたいのは、僕のほうなのに。
知「わかんないなら、もういいっ!」
ゆうとくんの顔を見たら
泣きそうだから、僕は
楽屋を出て、ひたすら走った。
しばらくすると
人気のない場所にいた。
知「ここ、どこ…?」
初めてのスタジオだから
どこに何があるかわかんない。
なんか暗いし、怖い…
ゆうとくん…っ
怖いっ…
バカみたいに嫉妬して
自分から逃げてきたのに
こんなとき思い浮かぶのは
ゆうとくんの優しい笑顔。
知「ゆ、と、くん…っ
ゆと、っう、ふぇ…」
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