平和な1日だったはず

6/12

1484人が本棚に入れています
本棚に追加
/332ページ
夕飯と言うには侘しい食事を終え、日課のトレーニングをこなして風呂に入りテレビを見る。平凡な日常であった。 「コンビニが女性店員じゃなければ、いつも通りの毎日だな…平和が一番だが多少の刺激も欲しいな~」 女性に手を触られて逃げ出すのは、十分過ぎるほど刺激的だと思うが… 「やっぱり彼女とか居ればな~」 18禁ばりの妄想に浸る。が現実は独り身。妄想が趣味見たいに思われるから止めておこう。 「…にしても暇だな。テレビも面白いのやってないし、ゲームも前にクリアしちゃったし…穂香にでもメールしてみるかな?」 女性の接近戦がダメなだけで、話をする分には問題はない。当然メールぐらいする女友達も居る。 カコカコ <暇~何してる?> 送信 程無くして返信が返ってきた。 <今 お風呂から出たところだよ> 「風呂あがり…」 またもや妄想に入り込む。 現実に引き戻したのが穂香のメールだった。 <妄想してたでしょ…お風呂上がりで> カコカコ <…よくお分かりで> 送信 <そりゃ何年の付き合いだと思ってるんですか>
/332ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1484人が本棚に入れています
本棚に追加