1484人が本棚に入れています
本棚に追加
<今日の宿題ちゃんとやるんだよ~ではではおねむなのでお先におやすみ~>
カコカコ
<おやすみ。明日の朝に宿題拝借します>
送信
時間を見ると時計は夜の10時を回ったところだった。
「この時間に寝るなんて子供か?寝る子は育つ…迷信か…」
大変失礼な事を思いながらまた暇になり、漫画でも読んで時間を潰すのであった。
これが俺の平和な毎日の最後の行動になろうとは、思いもよらなかった。
漫画を読み始めて1時間ぐらい経ち、時計が11時を回った。
「まぁ少し早いが寝るとするかな…」
ソファーから立ち上がり、軽く体を伸ばして自分の部屋に行こうとしたその瞬間予期せぬ音が響き渡る。
ピンポーン♪
「?なんだこんな時間に?」
こんな時間に来訪者なのか?と考えてると、再度チャイムが鳴る。
「不審者か?」
独り暮らしなのだから、いくら男とはいえ用心した事に越したことはない。
また鳴るチャイム。
用心しながら恐る恐る玄関に向かう。
ゆっくり気配を消しながら覗き穴から外を確認するが、暗いせいか人らしき影は見えるがはっきりとは見えない。
だがその人は危害がある人には感じられなかった。
最初のコメントを投稿しよう!