新人案内人

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看護婦は迅速に点滴の液を変え、 ナースコールを押し 指示を出して…  「邪魔よ!!下がって!!!」 山崎には自然死と言う 形でこの病院内で 息を引き取って貰わないと困る。 下手すれば 私が殺したことに なってしまう所だったのだ、そんなことになってしまえば、 新人案内人ライセンスは 剥奪されるわ、 ヒューマノイズで 未遂とは言え殺人未遂 の容疑までかけられる 可能性だってある… 阿川は少し身勝手 ながらも山崎の 回復をソファに座りながら 願った… パァンと手術中の 明かりが消える 「呼吸器の管が 少しズレていていましたが、 すぐ繋げました。 看護師等、 見張りの者も居ます故、 お帰り頂いて大丈夫です。」 医師に礼を済ませ 阿川は病院を出た。
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