37人が本棚に入れています
本棚に追加
看護婦さんはそう言って病室から出て行った。
「…いただきます」
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・
「ごちそうさま」
ハルさんに言われたとうり全部食べると、私はテレビをつけてベッドに横になった。
テレビをつけると『めざましテレビ』がやっていた。
「…」
テレビの横においてあるデジタル時計に目をやった。
7:18 56…57…58…59…
7:19 1…2…
1秒…1秒すぎてゆく。
時間がすぎるってことは死がたった1秒でも近づいてるってこと…?
時計はそんな事考えないで動いてるの?
「もう嫌!!!!」
ガシャン!!!!!
床に落ちたデジタル時計は電池がとれて数字が消えた。
「これで時間がとまればいいのに……」
最初のコメントを投稿しよう!