消えた私の笑顔

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「いや~///」 照れくさそうに横山さんは頭をかいた。 「横山さんがずっとあなたのそばにいてくれたんですよ。1時間ほど」 「え!私1時間も寝てたんですか!?」 「はい。後お母さんの携帯番号教えてもらえるかな?」 「家に電話しましたか?」 「はい。したんですが、家にはいないようなんです」 「わかりました…」 バックの中から携帯を取りだそうとおきあがると、白い布団に血がたれた。 「え……?」 「は、はなじや!はなじ!ティシュ!!!」 鼻に手を当てて見てみると、真っ赤な血がベタリとついていた。 白い布団に真っ赤な血がたれていく。 「大丈夫ですか」 先生がハンカチを私の鼻に当てて、体をゆっくり倒してくれた。 「大丈夫か?」 横山さんは私の顔をのぞき込むようにした。
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