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帰り道
昨日の帰りのバス 聴こえたのは子守唄じゃなくて
僕を壊して狂わせる 昔よく聴いた歌
あの日のこと よく覚えてる
一語一句 君の言葉をぴたりと唇にあわせる
そっくりでしょ
淑やかな雨が 髪にひっついた
ぽつりぽつりと 話し出す
淑やかな声
傘を忘れたのは わざとだってさ
どうしてだかは話さない
僕にはなんとなく わかった
いつも繋がるはずの心は
あのときだけ違ってたの
遅すぎるバスを待つ
歩けない足をかばいながら
側に立つ君を僕は
どうにもしてやれなかったんだ
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