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春、出合いと別れの季節。
数週間前には涙を浮かべて、先輩方を見送ったというのに、明日には新しい後輩達を迎えようとする。
巡り巡る。
背を押すのはいつも時間。
四季が一巡すれば、子供たちは次のステップへ流される。
あるいは別の道もあるのかもしれないが、恐らくは茨の道を進むことになるだろう。
そんな道を進む勇気を俺は持ち合わせてはいない。
平凡な俺は平凡に生きる。
流されながらも、コツコツと小さな幸せを積み重ねて。
何はともあれ、俺は次なる舞台へと歩みを進めた。
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