不死鳥

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20XX年 人類は便利快適を追求し次々とロボットを開発し改良し生み出していった。 家庭にも様々なロボットが普及し、昔…ヘイセイでいう地デジ対応テレビ並みの普及率だ。 そんな中、ある最新型ロボットが開発された。 “人形(ヒトガタ)ロボット” 開発者は僕の…祖父だ。 祖父はそこそこ有名な開発者で、この人形ロボットの製作に長年力をいれてきた。 この功績をさらに後世まで残すためには失敗はできない。 なぜなら発売し失敗したときには技術を盗まれ改良されさらに上回るロボットが安く多く出回るからだ。 これは過去も未来も変わらない人間の醜いところだ。 成功すれば元祖人形ロボットの制作者として、祖父の名は後世まで残るだろう。 …ということで失敗しないためのモニター(試し役)が対象年齢である僕。 一種のアルバイトみたいなものだ。 こういうことは少なくはない。 だが、今回はちょっと長期になるらしい。
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