暗い部屋

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目が覚めると、そこは暗い部屋だった。 カラカラ・・・・カラ 目の前に、車椅子が止まった。その車椅子に座っているのは顔面包帯の男だった。 「あんたは誰だ?」 「懐かしい」 俺の言葉を無視し、男は包帯を取っていった。 「オレ・・・のカオカエセ」 男の顔は黒かった。 ぎょろりとした目が俺を見据える。 「おっお前は!?」 「オマエもナカマ・・・・ナカマ!!!」 路地裏にはいると、そこには汚いじいさんがいた。 「はい、いらっしゃい、今日新しく男の顔が手に入ったよ、ちょっと不細工だが、逃亡犯のあんたにはうってつけだ。なに、名前やらマスクの顔を知っている奴が現れたら逃げるだけでいい、さもなきゃ、次はあんたがマスクになるからね」 そういっておとこはニヤリとわらった。
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