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政宗「ふぅ、やっとあの辛気臭い森から抜け出せたな…」
小一時間歩き回り、政宗は森を抜け出した。
そして道無き道を進み橋を渡ったりしてやっと建造物の前に辿り着いた。
政宗「しかし随分とデケェ城壁だな、小田原城の城壁とは比べもんにならねぇぐらいの大きさだ…。
見張り番も見当たらねぇし…」
政宗が城壁のような物に圧倒されていると中から悲鳴が聞こえた。
政宗「ッ!何だ?!」
政宗は開きっぱなしの門をくぐり抜け、街に向かって行った。
~テセアラ・メルトキオ上空~
B「…此処にいたのか…第三級危険生物、伊達政宗」
Bは政宗が入って行った門の少し離れた所で様子を伺っていた。
B「しっかし面倒な事になったなあ…多分…いや絶対そこに本能寺があるんだよな…。
まっ亜空軍[コッチ]に引き込めるなら引き込むか」
そしてBは空を見上げ、船の錨[イカリ]のような物をどこからともなく取り出しーーー
B「どっこいしょおぉぉぉぉぉぉッ!!!」
ーーー紫色の空に向かって放り投げた。
巨大な錨は勢いよく空を飛びそのまま勢いが衰えることなく上空に消えていった。
B「………ちと強引過ぎたか?
まぁデリス・カーラーンが遠くに行くのは面倒だからいっか…よし、じゃあ織田信長に会ってから次はミト……ユグドラシルだな」
ユグドラシル 第零級危険生物
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