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千鶴の顔を見るだけで、さっきまでの気分が嘘のように笑みが零れてしまう
それと同時に今の私は千鶴の叔父として自然に笑えているだろうか
毎日、千鶴の事を妄想している時の嫌らしい表情になっていないかと不安になってしまう
千鶴に嫌われない為にもムッツリ変態な叔父だとは気付かれてはいけない
その為にも私はごく自然に千鶴に話しかけた
「久しぶりだな千鶴。相変わらずボサボサ頭にそんな眼鏡をかけて」
「朝は苦手だし、コンタクトは面倒なんだ」
そう不貞腐れたように話す千鶴に、また笑みが零れる
「はははっ、面倒くさがりも相変わらずか。
まぁ、空いてる所に座りなさい」
そう言えば千鶴はお菓子を食べている外部生とは反対側のソファーに腰を下ろした
秘書が指示通り千鶴の大好きなミルクティーを出したのを見届け私は学園について説明を始めた
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