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セレス「簡単ですよ、新しい魔王になってもらってこの土地を守るだけです」
ランス「新しい魔王が現れるぐらいで他の四人が止める訳ないよな?」
セレス「………」
ランス「他の魔王の誰かを倒して力を示せば攻めてこなくなるかもしれないが、そしたら次はその魔王の土地に誰かが攻め込むだろうし」
セレス「…………チッ」
ランス(し、舌打ち!?)
ランス「えーと…結論を言えばもう魔族同士の戦いは止められないだろ、ということはこの土地を守るためには魔族同士の戦いに勝利しなければならない…つまり、魔族を統一しなければならないということじゃないのか?」
ランスの問い掛けにセレスは人形のような笑顔で答えた。
セレス「それに気付いた貴方はどうしますか?ここから逃げますか?それとも魔王になって世界を支配するんですか?」
ランス(そんなの決まっている)
勇者になれないランスにとって世界を平和にするチャンスがあるとすればこれしかないのだから。
ランス「僕は…魔王になって世界を支配しよう!」
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