ランス軍+αVS勇者一行その①

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セレス「なんだー、そんなことでいちいち慌てないでよ」 ランス「そんなことって…攻め込んできているんだぞ!!」 しかしセレスは全く興味が無さそうだ。 セレス「ふぅ…そんなに心配?」 ランス「当たり前じゃないか!二十から三十人はいたんだぞ…」 セレス「そんなに心配なら見に行きましょうよ、そしたら心配するだけ無駄なことがわかるよ」 そしてランスはセレスと共にバルコニーに出た。 ランス「うわ!もうすぐそこまできてる!」 セレス「そうですね~」 ランス「だからなんでそんなに呑気なんだよ…」 セレス「見てたら分かります~私は仕事が忙しいのでこれで…」 そう言ってセレスは何処かへ行ってしまった。 ランス「くそっ!どんな作戦があるか知らないけど、いざとなったら僕が戦うしかない!」 緊張からか、ランスはいつの間にか剣の柄を握っていた。 そして、勇者御一考様達はランスに気付き話かけてきた。 勇者「新しい魔王につぐ!!我々と戦え!さもなくば城ごと爆破するぞ!!」 ランス(随分と残酷な勇者だな…) ランス「いや、悲しいけど僕が新しい魔王なんだ…」 一対三十で戦いを申し込むような勇者にはなりたくないな、と思いながらもランスは律義に答えた。 勇者「貴様が魔王?なら好都合だ!!さあそこから降りて来て俺達と勝負しろ!!」
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