〇〇誕生

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ランス「畜生!!魔王の息子だと!?」 ???「あの…」 ランス「勇者になれるのは人間だけ!!亜人の僕がなれるわけなかったんだ!!」 ???「えーと…話を聞いて下さい💦」 ランスはショックのあまり少年を忘れていた。 ランス「なんだよ…」 ???「落ち込んでいるところ悪いんですけど…」 ランス「早く言え!!!」 ???「はっ、はい!あの貴方に空席になっている魔王の座についてもらいたいんです」 ランス「………ナンダッテ?」 ???「ですから💦新しい魔王様に…」 ランス「ふざけるなっ‼‼勇者になろうとしていた僕に魔王になれだと⁉」 ランスが怒鳴ると、今までのおどおどした態度が嘘のように静まって言った。 ???「貴方は父親のようになりたかったんですか?それとも英雄になりたかったんですか?」 ランス「英雄になりたかったに決まっている❗」 ???「なら、尚更考えてみて下さい!!貴方は人間じゃなかったんですから魔王として魔族の英雄になる道もあるんですよ?」 ランスはまだ英雄になれるという言葉で急に頭が冷めた。 そしてランスはふと気になったことを聞いてみた。 ランス「なんでお前はそんなに新しい魔王を求めるんだ?」 この言葉に少年は淋しそうな笑顔をして話し始めた。
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