プロローグ

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ついにこの日がやってきた。 今日この日のために必死こいて勉強したのだ。 王道学園こと、聖光学園に! あ、俺外部生ね?しかも一人だけ。 さあ、この門を潜れば俺が思い描いてきた光景が広がるのだ! そんなことを考えながら俺は門をくぐった 第一印象、でかい。でかすぎる。 第二印象、受付人だかりすげぇな。 はっ、なんだかあの人だかりから腐のにおいがする! 俺は急いで受付へとむかうと並んだ 周りからちらちら見られだし始めた、ので 手をふってあげた 顔を真っ赤にしちゃって、可愛いなぁ やっぱチワワは可愛いわ 「ハァハァ、チャラ男受け万歳!」 ………ん? 俺は振り向いた。そこには爽やかくんしかいなかった。 うん、気のせいだ 受付に近づいてきた 「次の人、名前どーぞー!」 うわっ、すげぇイケメンじゃねぇか! 攻め要員決定だろ! 「野崎蒼空先輩、爽やか系の抱かれたいランキング3位の放送部現部長!あの低音ボイスがたまんねぇ!」 うん、説明ありがとう、見知らぬ人← おかげでよくわかったよ。 「あ、あの!」 小さくて可愛いチワワくんが話しかけてきた やば、上目遣いナイス!照れ顔マジ萌える! 「どうしたのー?俺に何か用なのかな?」 「し、新入生…ですよね?」 「そうそう、外部生だよー。君は?」 「僕は2年の三笠優って言います!花…つけますからしゃがんでください!」 「…こう?」 っていうか君、年上なの!?身長なさすぎでしょ! さすがは王道…うはっ 「チャラ男×チワワ…ぐはあっ!いいね!いいよ!」 チワワくんは花をつければできたと笑顔になった 「ありがとうございますね、先輩」 こちらも笑顔でかえした チワワくんは真っ赤になって走っていった 「あれ演技?演技っていうの!?」 俺は振り向いて爽やかくんを見据えた 「…ねぇ、君って腐ってんの?」 「え?俺?うん。なんのための王道学園だよ。ま、目覚めたのは中学からだけどな」 「…同士!是非とも仲良くしよう!」 俺は爽やかくんの手を握り目を輝かせた 「おおっ!お前もか!俺は凉橋幸村!」 「俺は神崎南遊汰!よろしくねぇ、そして俺はオープンしてないからね」 こうして俺は同士と言う名の仲間ができた さて、観察の続きを。
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