警護

14/62
3130人が本棚に入れています
本棚に追加
/775ページ
「あっ愛って強いんだねー!! うちのボディーガードは本格的な訓練してるのにすごいよ-!!」 あたしが運転に神経使ってるときに話しかけんなよ!!と思いながら答える。 「そりゃまぁボディーガードが相手だろうが何だろうがあたしは負けねぇからな!! ―――守るためには…強くなるしか…。」 「え!!最後何て言ったー?」 「別に大した事ねぇよ。 あ、これから運転荒くなっからしっかり掴まって喋んなよ。 舌噛んじまうから。」 「へ…!!」 あたしはアレンの返事を待たずに目の前に現れた急カーブを綺麗に曲がる。 車がこんな急カーブに着いてこれねぇと思っていたが…。 カーチェイス並みの上手さ?で同じくスピードを落とさずに曲がる。 …あたしは意外と舐めていたらしい。 ま、相手は車だ、早い内に裏路地に入り込んで…。 手頃な裏路地を探していた時、ふとバックミラーが目に入った。 そして次の瞬間ぎょっとする。 助手席の窓から身を乗り出しライフル銃を構えている男が1人。 .
/775ページ

最初のコメントを投稿しよう!