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「あっ愛って強いんだねー!!
うちのボディーガードは本格的な訓練してるのにすごいよ-!!」
あたしが運転に神経使ってるときに話しかけんなよ!!と思いながら答える。
「そりゃまぁボディーガードが相手だろうが何だろうがあたしは負けねぇからな!!
―――守るためには…強くなるしか…。」
「え!!最後何て言ったー?」
「別に大した事ねぇよ。
あ、これから運転荒くなっからしっかり掴まって喋んなよ。
舌噛んじまうから。」
「へ…!!」
あたしはアレンの返事を待たずに目の前に現れた急カーブを綺麗に曲がる。
車がこんな急カーブに着いてこれねぇと思っていたが…。
カーチェイス並みの上手さ?で同じくスピードを落とさずに曲がる。
…あたしは意外と舐めていたらしい。
ま、相手は車だ、早い内に裏路地に入り込んで…。
手頃な裏路地を探していた時、ふとバックミラーが目に入った。
そして次の瞬間ぎょっとする。
助手席の窓から身を乗り出しライフル銃を構えている男が1人。
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