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「…では、自己紹介をお願いします」
「橋本謙吾」
「湯宮麻美!」
「はい、ではよろしくお願いします。
まず最初の質問ですが、二人はよく一緒にいるというのをよくききますが、ご関係は?」
「只の幼なじみ。それ以上でも以下でもないな」
「私親友だと思ってるんだけど!」
「どっちにしろ関係はいたってフラットだな。なんだって話せる。
付き合いは生まれてから十八年ずっとだが、何一つ変わらないな」
「そうですか。では次の質問です」
「湯宮先輩への質問は以上です、ありがとうございました」
「あれ? 謙吾はまだあるの?」
「ああ、生徒会の分の質問もあるしな」
「そっか~」
「ほら、ため息ついてないでさっさと帰れ。間に合わなくなるぞ」
「お! そだった! 謙吾じゃあね!」
「……全くいつも忙しい」
「これからはオフレコなんで」
「お前、こういう絡め手でここまで出来るなら生徒会入って基山手伝ってやれって」
「でも生徒会会議の途中に特ダネあったら困ります。報道は私の生きがいですから」
「はあ…とりあえずこんな恋の話とかはお前らの代ではなしにしてくれ、お前らの学年には須田はいないんだからな」
「感謝してますよ、須田生徒会長にも、あなたにも」
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