別れて始まる
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それが夏の話で、今は冬、もう季節は 12月の後半を迎えようとしていた。 彼女に振られた後も 純也はたびたび、ラ・ポルトに出向き 来ないはずの彼女を ドアが開くたびにドキドキしながら 見つめていた、勿論、来るはずもなく そんな生活を続けながら でも、純也は自分が振られたことを まだよく分かっていなかった。
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