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光の玉が急に光始めあまりの光に目をふさいだ。
光が収まるとそこには見事な土下座をした青年がいた。
「お前は誰だ! もしかして神か?」
「すいませんでした!」
目の前の青年は土下座をしたまま謝って来た。
「いきなりどうしたんだ?」
「いや、どうも同姓同名の大神 勇と間違えたみたいです。」
うん、ただの間違えか。
「それなら早く俺を解放しろ。 明日から早速仕事があるんだ。」
「それが、あなたはもう死んでいるのです…」
「ちょっ! なんで!?」
いきなりの死の宣告に驚いてきいた。
「ここは、所謂死後の世界なので魂しか来れないのです…」
神は本当に申し訳無さそうに言った。
「なら、俺はどうなるんだ?」
怒りはあるがどうしようもないと理性で抑える。
「また、生まれ代わって赤ちゃんから始めるか、私の管轄のもう一つの世界に行く事も出来ます。 ただ赤ちゃんから始めるなら、今の記憶を消さなければ行けません。」
「今の記憶をすてるのか…」
今までの人生を捨てるのは辛い選択だった。
「もう一つの世界ってどんな世界なんだ?」
参考までに聞いてみた。
「そうですね…地球とは違い機械の文明ではなく、魔法の文明が発達しています。 まぁ簡単に、ファンタジーの世界を思って頂けたら早いかと」
「魔法! それは俺にも使えるのか?」
子供の時一度は夢にみた、言葉に俺の胸は踊った。
「本来なら、使えませんが間違えて殺してしまった償いで使えるようにします。 さらに私の加護も与えましょう。」
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