~くわさんさん視点*1~

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「・・・あいつら・・・!!」 俺が一人で行ったのが間違いだったか? それとも行かないほうが良かったのか?? でも・・・なんで・・・なんで・・・!!! 「なんで一人もいねーんだよぉぉ!!」 あいつら見つけたらいっかいずつ殴ってやる。 特にがみ。 「チッ・・・。」 腹の底から怒りが湧き上がってくる。 くそっ・・・! なんなんだよここは! あかねー所多すぎンだよ!! なんで台所以外どこもあかねーんだよ!! 台所にはなんもなかったし・・・ いや、皿の破片がいっぱいあったわ。 でも、それ以外なんもないってなんなんだよ!!くそが!! 「・・・上も調べとくか・・・。」 目の前にちょうど階段があったから上ることにした。 ・・・階段に何滴か水滴がついている・・・? しかも結構新しいな・・・。 まさか・・・ 「誰か・・・ここを通ったのか?」 もしかしたらあいつらかもしれない。 そんな希望と復讐の炎を胸に抱きつつ一段一段上がっていく。 やっと二階の床に足がついた。 まず一番近くのへやを調べるとするか。 そう思い一番近いドアのノブに手をかけた。 そしてノブを回そうとした瞬間。 「うわぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁっ!!」 後ろから甲高い悲鳴とともに一人の男と とんでもなくキモい化けもンが走ってきた・・・。
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