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なんだか、今まで味方だと思っていた戦闘仲間にザックリと裏切られた気分だ。
まるで、いきなり見知らぬ世界に放り込まれたかのような孤独感に襲われる。
バーコード部長にしても、高坂さんにしても、女性として見てもらえず、しまいには6歳年下の拓也にまで先を越されてしまった。
今まで見て見ぬフリをし続けてきたことを、目の当たりにしガツンとショックを受けた。
悲しくて、悲しくて……
瞳から……
ではなく、ツツツーと鼻から水分が出てくる。
目と鼻は繋がっているから仕方ない。
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