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小さい溜め息をつきながら、瑞穂と国見を見ると、テレビを見ながら「明日も晴れなのねー」と話している。
外を見れば確かに澄みわたった青空。
「…残念」
「?…先生は雨が好きなんですか?」
「違う、残念、だよ」
「??」
キョトンとした瑞穂の頭を撫でて、お菓子をつまむと、またテレビへと視線をやる。
(2人きりの時間…なくなっちゃったな…)
そんな気持ちを知ってか知らずか、瑞穂の指がソッと有明の指へ触れる。
有明は足を組み、加津佐たちに見つからないようにすると、ゆっくり指を絡ませながら、しっかりと手を握った。
おわり
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