*短編*

7/13
前へ
/15ページ
次へ
(…先生、ほんとに、存在が18禁――――!) 指を唾液が伝って、手のひら、手首へ。 それを有明の親指が拭った。 そんな些細なことも、瑞穂には妖しく感じ思わず目を強く瞑る。 「瑞穂さん…こっちにも蜂蜜、ついてる」 「え」 目を開けると、目の前には有明の顔。 すぐに柔らかくて温かいものが唇を覆った。 「ん…っ、せん、せ…ぁ」 名前を呼ぶのも一苦労なほど、角度を変えては唇が塞がれる。 甘い吐息と声が漏れるほど、二人の気持ちは昂って。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加