第二話 ‐すばるの部屋‐

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‐‐‐‐3年前 俺とヒナが同棲することになったあの日。 俺らのことを白い目で見なかった、唯一の友達…。 すばるが引っ越した家にお祝いに来るはずやった。 待てど暮らせど来ないすばるにヒナが電話かけてんねんけど。 『あかん…繋がらんわ。』 すばるも、結局は俺らの関係を引いてたんやなって。 でも、恨むことだけはせんとこうって。 二人で泣いててん。 次にすばるを見たのは、2時間後。 タバコが切れたから、コンビニに行ったら。 コンビニの前にすばるが座ってた。 すばるの隣には山盛りの差し入れらしき飲み物と。 花と食べ物。 『すばる…?すばる!?道に迷ってたんか?お前、携帯は!?』 二人で安堵して駆け寄り話しかけたけど。 全く反応せえへん…。 取り敢えず、家に連れて帰って話しかけても。 表情も変わらへんし。 声も出さへんし。 目に…光がなくなっていた。
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