第一話 ‐天使の血‐

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確がすばる゙やった気がして。 俺は手を広げて名前を呼んだ。 『…すばる?』 何でそんな行動をとったんかは分からんねんけど。 そうせなあかん気がして。 ‐ポスっ‐ 俺の腕に飛び込んできたすばるは、消えそうなぐらい軽かった。 羽が生えてるんちゃうか? ってゆーぐらい。 軽くて。 愛しくなって。 髪を撫でた。 関西弁の二人の男は、驚いたような顔をして。 立ち竦んでいた。 『すいません、病院までそのまま抱いててもらえませんか?』 色白の男が、頭を下げて言ってきた。 『あ、はい。分かりました。』 そのまま抱いて。 病院に向かった。 普通の病院には思われへんかった。 すばるの病室だけ。 空気が違った。 真っ白な部屋に、赤の家具。 まるで、天使が羽を怪我して。 血が流れてるみたい。 そこは。 病院の地下室で。 ゙すばるの部屋゙と呼ばれていた。
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