8人が本棚に入れています
本棚に追加
七月一七日夏休みを間近に控えた
日の事だ。
目覚まし時計の代りにセットしておいたスマートフォンが鳴り響く。それは朝六時半が来て
しまったことを意味していた。
「・・・・・・ねみぃ」
習志野千葉(ならしの せんば)は学
校に登校するため制服に着替える。
朝食を食べ終え家を出ようとする
が、
「・・・・・・スマフォ忘れた」
自分の部屋へ向かうべく階段を上がる。スマフォはベッドの上にあった。
「ダウンロード完了?」
半分寝ぼけた目で画面を見ると見覚えのないアプリがダウンロードされていた。確認しようとするとあることに気付いた。
八時
「ちこっ!!」
千葉は『遅刻!!』と言いたかったが焦りでうまくろれつが回らない。
遅刻まで残り三十分
最初のコメントを投稿しよう!