始まりの日

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学校を後にして佐紀と帰り道を歩いている 「ねぇ…」 佐紀が口を開いた 「どうした」 なにかあるということだけはわかった 「有人、Ωgameって知ってる?」 佐紀からΩgameのことを話してくるなんて思ってもいなかった 「知ってる、Ωgameがどうした」 「実はね、私の友達が行方不明になったみたいなのこれって、多分……」 「嘘だろ…」 佐紀は目が赤く泣いているようだった 「原因は、Ωgameだと思うの」 「俺もそう思う、急に行方不明なんて可笑しい」 「だから、助けたいの」 それは即ち、佐紀がΩgameに参加するということになる 「危険すぎだろ、下手したら自分まで…「わかってる」」 俺の話を割り込み言った佐紀は本気だった
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