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最初に言うんだが、アルバイトってもんは最高だと思う。
そりゃ、もちろんきっちりと高校、大学を卒業して何かしらの職につくのが、今の時代当たり前であり、実際俺もそうしようとしているのだが、それでもアルバイトが最高だという意見は変わらない。
まぁ、さすがに大の大人になっても職につかずにアルバイトだけで生きていく、なんて事する気はないよ?
俺の言うアルバイトが最高というのは、学生限定の話だ。
そして、今年の春、俺もその学生のなかに入る高校生になった。
学生の皆さんならわかってくれるだろうが、学校に入学して間もないころは、非常にワクワクするものだ。
新しい友達がどんどん出来たり、彼女なんかできちゃったり、などの想像をしていると、思わずニヤニヤしてしまい、母親に気味悪がられる事もあったりするわけだ。
まぁ、そんな青春してる感じも非常に大切なのだが、俺はそれ以上に、
「高校生になったことによってアルバイトをすることが可能になった」
と言う事に、めちゃめちゃワクワクしていたのだ。
高校生になって、アルバイトを始める事だって立派に青春だと思うだろう?
働くと言う事にもワクワクしているし、さらにお金まで貰えてしまう。
友達だって増えるかもしれない。
こんなワクワクする事は無いだろう!
...と、これは俺の意見であり、普通の意見でないこともまぁ分かっているさ。
高校生ならとりあえずお金をもらう事を最優先でアルバイトをやるだろうしな。
しかし俺の場合は高校生のうちに働いてみたいだけであり、極端に言えば給料なんて別に貰わなくても結構だ。
ちなみに中学の頃の友達にこの話をしたところドン引きされたよ。
「稼ぐためにやるんだろ...」
ってな。
まぁ、反論するのもめんどくさかったから適当に同意しておいたけどな。
...ま!こんな理由でだ、俺は早速アルバイトを探そうと思っている。
こんな理由で面接に受かるかが一番不安だが、とりあえずはバイト探しだ。
俺は早速、ポケットに突っ込んであったケータイで、バイト探しを始めた。
母親は、目がキラキラしてる俺を見て、気味わるがってたけどな。
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