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「わたし、なんてゆうか・・
裕太には仕事を一番に考えてほしいのね。」
うん、それはよくわかってるよ。
不規則でハードな仕事。
それを理解して文句も言わず、いつも支えてくれてるよね。
「最近、ますます忙しくなっちゃって・・
けど、それは嬉しいことだから、一緒に喜んだりしたいの。」
うん。
CD デビューだってドラマ決まったときだって、俺よりも喜んでくれたよね。
「だけど・・
私しか知らない裕太を、これからどんどんみんなが見ていくのかなって思うと・・
今まで感じたことのない感情が出てきちゃって・・」
・・・?
「くだらないって笑い飛ばしていい。
あの、ね・・
裕太の長い前髪、わたし好きなの。
お風呂あがりのフワフワした髪の毛も好きで・・
その髪の毛を触るのも好きで・・
・・いつも隠れてるおでこをね、
抱き合うときに見るのが好きでね・・
あの、こう・・
裕太が上に乗るときに、こう髪の毛をクシャッてするのが好きで・・
うぅ・・」
顔を赤らめながら必死に話す彼女の声はどんどん小さくなっていき、
最後は泣きそうになっている。
・・つまり、彼女はニャンニャン(笑)しているとき、髪の毛をクシャクシャにして、そのときに見えるおでこが好きで・・
それって・・
「・・やきもち?!」
「うっっ・・」
さらに顔を赤らめる彼女。
その可愛さ・・
反則でしょ。
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