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病院の一室
残酷な現実を告げる男が1人
その白い男の目は既に充血してやや赤くなっていた
「…生きていたら世界中の何処に居ても僕は彼の魂を探す事が出来る」
「嘘だよ」
「………ごめん」
謝る必要も無いのに
彼は謝ることしか出来なかった
「上(天国)に来たなら解るんだけど……きっと彼は下(地獄)に逝ったよ」
これ以上の追い討ちはかけたくなかったが、彼も仕事なので報告しなければならない
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