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「赤ちゃん…見せてくださいます?」
「あ、私も見たい!」
二人は瞳の奥を密かに輝かせて前の席から身を乗り出した
「猿みたいだぞ?」
そうは言ってみるものの
表情は何処か自慢した気だ
「見せて~!×2」
「しかたねーな~」
望通りの反応です
自分の子供を自慢出来る幸せ
だけどそんな幸せは一瞬で、本当は辛い事の方が釣り合わなさ過ぎるほど沢山待ち受けている
それは身籠る前からしていた覚悟を…
簡単に打ち砕くほど
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